低用量ピルのトリキュラーで血栓症になるってホント?

トリキュラーは比較的に副作用の少ない低用量ピルとして、病院で処方されている三相性タイプの避妊薬です。低用量ピルとは女性ホルモンを配合したホルモン剤のひとつですが、高用量や中用量と比べて体に負担の少ないようにホルモン量を調節したもので、避妊ができるギリギリの量で配合されています。このことから、頭痛やめまいといった副作用が少なく、月経に合わせて毎日服用できるようになっている薬です。トリキュラーには21日タイプと28日タイプがあり、それぞれ服用開始から飲んでいく順番がシートに指定されていますが、三相性ではその順番の薬にエストロゲンおよびプロゲステロンのホルモン量が調節されており、より自然な女性のホルモンバランスに近づくように作られています。トリキュラーに限った話ではありませんが、これらの低用量ピルは副作用として、血栓症になるリスクがあります。血栓症とは、血液が凝固することによって血管が詰まってしまう症状のことで、心筋梗塞の原因ともなる病気です。ピルには血液が固まりやすくなる作用があるため、誰にでも起こりえる症状とも言えますが、35歳以上の女性ではこのリスクが高まることから、タバコを吸う人への処方は原則的に禁止されています。同様に肥満症の人や高血圧といった基礎疾患のある人は、血栓症にかかるリスクが高いようです。このようなリスクを回避するため、トリキュラーなどのピルを処方する際は、血液検査を行って血栓症になりやすいかどうかを確認するようになっています。ピルにも様々な種類があり、トリキュラーで血栓症になりやすかったとしても、他のピルなら大丈夫といった個人差があるため、検査結果によって処方される避妊薬が変更されることもあります。