低用量ピルの使い方と着床後の効果について

低用量ピルというのは、計画的に飲み進めることによって、ほぼ確実な避妊の効果を発揮するというお薬のことで、ピルという英語のとおり、錠剤タイプで口から直接飲むという使い方をします。
また、現在出回っている低用量ピルには、女性の生理周期と同じ28錠入りで、毎日1錠ずつ飲むという使い方をするものと、21錠、23錠などといった半端な錠数で、毎日1錠というのが基本ではあるものの、1つのシートがすべて飲み終わったら、あとの数日間は飲むのを休み、その期間が経過してから、また新しいシートで1日1錠ずつ飲むという使い方をするものがあります。
いずれの場合であっても、正しく飲んでいれば効果は9割以上といわれていますが、28錠入りでないものについては、飲み忘れがないようによく注意しておくことが必要です。
このような低用量ピルは、基本的に性行為よりも前に飲んでおくことによって、効果が保たれるということを前提としていますので、着床後というのは想定されていません。
卵巣から排卵された卵子は、受精をしたのち、卵管を通って子宮まで行き、子宮の壁に張り付く、いわゆる着床をすることによって、妊娠が成立します。
低用量ピルというのは、実はこの着床に至るまでの過程を妨害するというのが役割ですので、着床後になってしまうと、その役割はまったく意味をなさなくなってしまいます。
性行為後であっても、72時間以内というタイムリミット内であれば、アフターピルという特別な避妊薬をただちに服用することで、事後的な避妊は可能である場合がありますが、これも着床後となっては手遅れで、基本的には人工妊娠中絶といった別の方法で対応するしかなくなってしまいます。