避妊向けの低用量ピルの存在と酢酸プロピルの解説

女性の避妊薬として世界的に利用されているのが、低用量ピルです。服用するだけでほぼ完璧な避妊ができるという、信頼性の高さを持っています。とても高機能な低用量ピルですが、日本での普及率はあまり高いとはいえません。生理を無理やりコントロールするという性質や、保険外適用なため、費用がかかるといった部分が原因としてあります。
主に低用量ピルは婦人科で処方してもらえます。最初は1ヶ月分が処方されます。服用を開始する日は、自由に決めることができますが、服用を開始したら、必ず用量用法を守って続けなければ、薬の効果があらわれません。
ピルには高用量タイプも存在します。高用量ピルには、50マイクログラムを超える卵巣ホルモンが含まれています。生理痛や月経困難症の治療に使われますが、かなり症状が重くなければ、高用量ピルが処方される例は、今ではあまり見かけられません。ほとんどの例で、中用量ピルか、低用量ピルが処方されます。低用量に向かうほど、卵巣ホルモンの配合量が少なく、副作用が出にくいという特徴があります。
酢酸プロピルという物質は、別名でエタン酸プロピルとも呼ばれています。色素がない、透明な液状の物質であり、特有のにおいを持っています。例え方として、果物の梨に似ていると表現されます。この酢酸プロピルの活用例は、香料です。化学物質ですが、自然界にも酢酸プロピルは存在しており、ベリー系の果物や、バナナに含まれていることがわかっています。
火に近づけると発火する性質を持っていますので、取り扱いには慎重を要します。危険物第4類の第1石油類として指定されています。空気と交じり合った酢酸プロピルは、爆発をする恐れがあるため、専門の知識を持って取り扱う必要があります。